2012年03月08日

KONY 2012

http://www.youtube.com/watch?v=Y4MnpzG5Sqc

Joseph Konyという人がいます。ウガンダ人で、LRA(Lord's Resistance Army=神の抵抗軍)という組織のリーダーです。彼は、アフリカの子供達を誘拐したり、レイプしたり、大虐殺したり、また、子供達に銃を与え、ゲリラ活動を行なわさせています。この残虐行為は26年間ずっと続いているんだそうです。

KONY 2012というプロジェクトは、このKonyが行なっている最低の行為を皆に広めて、有名にして、逮捕しよう、と映画製作者のJason Russel率いる非営利団体 Invisible Childrenを中心に活動されています。彼らは、映画・創造力・社会的な対応を用いることで、Joseph Konyの抵抗を掲げた戦争の犠牲になっている子供達を助け、中央アフリカに平和と豊かさを取り戻す、と誓っています。(Invisible Childrenのミッションより)

Jasonは、2003年にウガンダで少年Jacobに出会います。彼は兄弟をLRAに殺されました。それも彼の目の前で。僕はこんな世界に生きていたくないと言うのです。小さな子がどうしてそんな目に遭わないといけないのでしょう。そこでJason はJacobにある約束をします。彼ら(KONYたち)の動きを止めること。そのために活動を行なうこと。親達の元に子どもらを戻すこと。

アメリカに戻ったJasonはWashinton DCに出向き、政治家達にこの事実を説明し、何かできないかと呼びかけます。しかし当時は、このことが国際関係に緊張をもたらしかねないため、不可能と言われました。では自分達にできることは何か、それはインターネットを使ってウガンダでは何が起こっているかを広めることから始まるのです。

自分達でできること、それも時間、能力、お金を最大限に有効利用して。そこでJason率いるInvisible Childrenは、ウガンダに学校を建て、彼らが仕事をできる環境を作り、そしてLRAの攻撃から守るためにラジオ局を作りました。

こうした活動は、アメリカでは若い人を中心にサポートされており、そのひとつひとつの力が小さくても、たくさんの人が集まれば大きな変化をもたらすことを証明しています。つまりInvisible(見えない)だった活動も、Visible(見える)活動に変わってきたのです。

Jacobと初めて会った時から8年を経て、2011年、ついにアメリカ政府は彼らの話を聞いてくれたのです。オバマ大統領は100人のアドバイザーを中央アフリカに派遣し、Konyの動きを止めるための援助をすると約束しました。こういった対応はアメリカ史上発のことなんだそうです。

その時が来たのです。その絶好のタイミングが来た人の持つパワーというのは限りなく大きいと言われています。

この活動に賛同した、20人の文化人(Rihanna, Anjelina Jollie、Oprah Winfrey, Mark Zackerburg, Bill Gatesなどのセレブを含む)と12人の政策立案者(Bill Clinton元大統領, Condoleezza Rice元米国国務長官など)が、動きをさらに活発なものにするための呼びかけを始めました。この最低の男、Joseph Konyを有名にして(悪い意味で)誰もが彼を見つけられるようにしよう、と動きだすのです(Make Kony Famous)。たとえば、ポスター、テレビ、ラジオ、雑誌、いたるところで彼の名前を出す、彼の写真を載せる、彼の悪事を暴く。

これがそのポスターです。
KONY 2012

この活動のポイントは、動画の中にもありましたが、ひとりひとりの力が集まった時にできる力の大きさが重要なんだということです。△の勢力構図があったとしたら、上にはお金や力を持つ人が、下には市民がというのが一般的でした。ただ、その図も、今このプロジェクトでは配置される人の種類は同じでも、三角が逆さに▽の形になっています。

ありきたりな言葉ではありますが、この欲とお金にまみれた世界の中で、ひとりの呼びかけがたくさんの人を巻き込み、感動を与え、こうして世界に広がっていることが素晴らしい。さらに、募金ができたらなおいいけれど、まずは何が起こってるか皆に広めようよ!という簡単なことから誰でも始められるのがとてもいいと思いました。

この動画を見て、それを周りの人にFacebookやTwitter、ブログなどを使って知らせるだけでもいいのです。世界の遠くの国で起こっていることに対して何かしたいと思っても、実際は出来ないことなんて山ほどあります。でも、知って、一瞬立ち止まって考えるだけでも、何かが変わると思います。たとえその変化が当事者に届かなくても、そして周りの人の目に見えないほど小さくても。この記事が誰かのその考えるきっかけになればいいと願います。

何より犠牲になっているアフリカの皆に笑顔が戻ることを祈っています。


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